ムシンサ・グローバル・ストアが四半期別で初の黒字転換、地域別では日本で好調＝韓国

電子商取引（EC）を中心とした衣類販売を行うムシンサは7～9月期、世界での取引額が前年同期比で2倍以上増加したと発表した。

月別で見ると、7月は124％以上、8月は90％、9月は64％、それぞれ成長した。地域別ではとくに日本で多くの関心を集めている。7～9月期における日本での取引額は、120％以上増加した。また米国で展開する「ムシンサ・グローバル・ストア」でも80％以上成長した。

7～9月期における、世界のムシンサ・グローバル・ストアの会員数は200％以上増と大きく増えた。韓国を旅行した外国人がムシンサの実店舗で買い物をした後、新規加入するケースが増えているという。

また日本や台湾でポップアップストアを展開するなど、現地化マーケティングが奏功したとも分析できる。

好調を受けムシンサ・グローバル・ストアは7～9月期、四半期別で初の黒字も達成した。

今後は物流を含む運用システム全般の効率化を進め、安定的な収益拡大を図るとする。

同社の関係者は「韓国のファッションブランドが海外へと販路を積極的に広げているなか、世界のブランドともパートナシップを強化して持続可能な成長に焦点を合わせていく」と述べている。