中国産キムチの「原産地偽装表示」昨年558カ所摘発=韓国
中国産キムチの「原産地偽装表示」昨年558カ所摘発=韓国
韓国の代表的な文化として知られるキムジャン(冬を迎える前にキムチを大量に漬ける)季節を控え、白菜価格が大幅に上昇する中、中国産キムチの原産地表示違反件数は増えている傾向であると把握された。

3日、国会農林畜産食品海洋水産委員会所属のイム・ホソン共に民主党議員が、国立農産物品質管理院から提出された国政監査資料によると、昨年、中国産キムチの原産地偽装表示、もしくは表示しなかった558カ所が摘発されたとした。

年度別に2021年551カ所だった摘発件数は、2022年414カ所に減少したが、昨年再び増加傾向を見せた。ことし8月までの摘発件数は424件で、年末まで続く取り締まりを考慮すると、ことしも増加傾向が続くと見込まれる。

特に、中国産キムチを韓国産と偽って表示していた業者が、ことし8月まで3323カ所が摘発され、全体摘発件数の76%に達した。原産地を偽装表示した割合は、昨年は83%に達し、2022年(79%)、2021年(76%)にも70%を上回った。

最近、農林畜産食品部は、中国産白菜を1100トン輸入すると明らかにし、初回の物量16トンが韓国国内に入ってきた。また、年末までに白菜と大根に対する割当関税を延長し、物価負担を下げる方針を明らかにした。しかし、中国産キムチは原産地表示違反が多く、消費者の嗜好度が低いため、白菜の輸入が白菜価格を抑えるための代案となるには難しいと見られている。

イム・ホソン議員は「最近、ゴールド白菜と呼ばれるほど白菜価格が上がったが、消費者は中国産キムチより韓国産を好んでいる状況」とし「中国産白菜の輸入は一時的な対策に過ぎないため、農林畜産食品部は韓国国内の白菜の価格安定に全力を尽くすべきだ」と述べた。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78