韓国研究者らがショウジョウバエの脳機能マッピングを作成、アルツハイマー研究に有効=韓国
韓国研究者らがショウジョウバエの脳機能マッピングを作成、アルツハイマー研究に有効=韓国
韓国人研究者が含まれる、米国プリンストン大学の研究陣がショウジョウバエの脳機能マッピングを完成させた。研究結果は科学誌「ネイチャー」に掲載されている。

今回の研究には、同大学の研究陣を中心に人工知能(AI)プラットフォームの開発を行うゼタAIのイ・ギソク博士、ソウル大学基礎科学研究院のペ・ジュンファン博士、成均館大学生命科学科のキム・ジンソプ教授が参加した。

ショウジョウバエは、学習および生体リズムと関連した遺伝子を含め、人間の遺伝子と約70%を共有しており、遺伝子疾患の4分3が人間と類似した形態で表れる。ショウジョウバエの脳機能マッピングを作ることは、アルツハイマー型認知症をはじめとした疾患を理解するうえで重要だ。

今回の研究ではショウジョウバエの脳を取り出した後、ナノレベルの厚さに切り、電子顕微鏡で3Dイメージを作成。電子顕微鏡でシナプスを区分し、AIで連結する物質や分岐点などを探して、最終的に脳機能マッピングを完成させた。

ペ・ジュンファン博士は「ショウジョウバエは動物の脳機能マッピングとして長所はあるが、高等生物と比較すると限界がある。今後は高等生物に関する研究も活発に行い、人間による疾患の克服の助けになれば」と話した。



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