同社はヨウ素を活用して従来の冷媒よりも冷暖房の性能を改善できる次世代自動車用冷媒を開発し、市場拡大を狙う。
SQMは2024年、世界における供給量の35%に相当する、年間1万4000トンのヨウ素を販売すると予測している。このためSKエンムーブはSQMとの契約を通じて、冷媒の世界における供給網を強化したことになる。
これまで冷媒の主原料としては、フロン類の一種であるクロロフルオロカーボン(CFC)が使われてきた。しかしオゾン層破壊に悪影響があるとして、2010年から使用が禁止されている。CFCの代わりに使われているハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)などは地球温暖化係数が高いため、オゾン層保護の面から全面的な使用禁止となる見込みだ。
SKエンムーブのキム・ウォンギ社長は「SQMとの契約により、次世代自動車用の冷媒を安定的に生産、供給できる基盤を整えた」と話している。
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