4日、消防当局によると、この日の午前11時30分ごろ、南楊州市16階建てマンションの屋上にゴミ風船が落下し、火がついた。
「火が出た」という住民からの通報を受けて出動した消防隊員らは、通報受付から約20分で火災を鎮火し、屋上の一部に灰が残っていたが、午前11時51分ごろ完全に鎮火した。
警察と消防当局によると、屋上周辺には紙や壊れたプラスチック片など、ゴミ風船の残骸が発見された。火災の原因としては、風船に付着した起爆装置である発熱タイマーが、ゴミ風船の中身とともに火がついたと見ている。
北朝鮮が飛ばしたゴミ風船によって発生した火災は、今回が初めてではない。
先月8日、京畿道パジュ(坡州)市のある倉庫屋上で火災発生、同月5日、ソウル市カンソ(江西)区近くの工場でも原因不明の火災が発生し、これも起爆装置による火災と推定されている。
一方、京畿北部警察庁によると、同日午前5時から午後4時まで、北朝鮮が飛ばしたと思われるゴミ風船関連計540件の通報が受けられ、このうち30件を収集して軍当局に引き渡した。
ゴミ風船の中には、紙類、ビニール、ペットボトルなど生活ゴミなどが入っていたことが分かった。
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