「90分で4万円」…ソウル市、「花火大会の名所」を集中取り締まり
「90分で4万円」…ソウル市、「花火大会の名所」を集中取り締まり
5日、韓国ソウル汝矣島(ヨイド)の漢江(ハンガン)公園で開かれる「世界花火大会」を控え、ソウル市が宿泊施設の「ぼったくり料金」の取り締まりに乗り出した。

 4日、ソウル市によると、市は先月30日から今月2日まで永登浦・龍山・麻浦区に位置する漢江花火大会が見えるホテルの宿泊料金を点検した。

 大勢の人が集まる世界花火大会では、毎年ぼったくり料金が問題となる。外国人でない韓国人を対象とするアパートなどの宿泊業は不法だが、中古取引コミュニティでは「世界花火大会の名所」とし、自分の家を1時間30分の間に40万ウォン(約4万4000円)で貸し出すというコメントも投稿されている。

 最近、共有宿泊プラットフォームAirbnbでも「33坪漢江ビュー」のオフィステルを70万ウォンで貸すというコメントが投稿された。

 他の宿泊施設も、花火大会当日の料金はさらに高くなる。汝矣島のあるホテルの漢江展望スイートの客室料金は、税込みで300万ウォンを軽く超え、他の客室も普段の週末の1泊の価格である60万ウォン台より2倍近く高かった。

 市は公衆衛生管理法に基づき、宿泊業者の営業行為に違法事項があるかどうかを点検した。公衆衛生管理法は宿泊業者が施設価格を掲示せずに既存の価格より高い価格を受け取る場合、6ヶ月以下の懲役や500万ウォン以下の罰金に処するよう規定している。

 このほか、市は宿泊料金の取り消しや払い戻し拒否事例の有無を確認し、宿泊業者に行政指導などを行う計画だ。
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