文元大統領の娘ダヘ氏が飲酒運転事故を起こした車(写真=MBCニュース)
文元大統領の娘ダヘ氏が飲酒運転事故を起こした車(写真=MBCニュース)
ムン・ジェイン(文在寅)前大統領の娘ダヘ氏が飲酒運転で事故を起こした当時に運転していた車は文前大統領が所有していた「キャスパー」だったことが明らかになった。

警察によると、ダヘ氏は5日の午前2時51分頃、ソウル市ヨンサン(龍山)区イテウォン(梨泰院)のハミルトンホテル前で飲酒状態で車を運転し、車線変更を行い後続のタクシーの側面に衝突した。

警察による飲酒測定の結果、ダヘ氏の血中アルコール濃度は0.14%で、免許取り消し(0.08%以上)相当だったことが確認された。タクシーの運転手は軽傷を負った。

龍山警察署は、ダヘ氏を道路交通法違反(飲酒運転)の疑いで調査している。

事故当時、ダヘ氏が運転していた車は文前大統領が所有していた車で、4月にダヘ氏に譲渡されたと伝えられた。

ム文前大統領は在任中だった2021年の10月、労使共生型地域雇用を広報するためにクァンジュ(光州)型雇用を通じて生産されたSUVキャスパー1台を購入した。

MBCによると、ダヘ氏はこの車両を譲り受けた後、今年8月にチェジュ(済州)警察で過料の滞納を理由にこの車両の差し押さえ措置を受けていた。

ダヘ氏の飲酒運転事故のニュースが報道され、文前大統領の過去の発言が引用されている。

文前大統領は2018年の10月10日、飲酒運転車両にはねられ脳死状態に陥ったユン・チャンホさんの友人らが処罰強化を訴えた請願に言及している。

当時文前大統領は「飲酒運転による事故はミスではなく殺人行為になったり、他の人の人生を崩壊させる行為になったりすることがある」と述べている。

特に「再犯の可能性が高い飲酒運転の特性上、初犯でも処罰を強化して事故後の教習時間を増やすなど、再犯防止のための対策をより一層強化すべき」と注文している。

警察は近くダヘ氏から詳しい事故の経緯について聞き取りを行う予定だ。

検察はダヘ氏の夫だったソ氏のタイのイースター航空の採用疑惑について捜査を行っている。チョンジュ(全州)地検は8月の末、ダヘ氏のソウルの自宅などを家宅捜索した。

ダヘ氏は先月12日、検察の捜査を狙って「私は私の父親に刀を向けるために踏みつけられ、汚されて当然のことを言っただけ」という文章をSNSにアップロードしている。
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