共同記者発表で握手を交わす韓国の尹錫悦大統領(左)とシンガポールのウォン首相=8日、シンガポール(聯合ニュース)
共同記者発表で握手を交わす韓国の尹錫悦大統領(左)とシンガポールのウォン首相=8日、シンガポール(聯合ニュース)
◇韓国・シンガポール首脳が会談 尹大統領「未来開拓する重要パートナー」 

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は8日、訪問先のシンガポールでウォン首相と会談した。尹大統領は会談後に行った共同記者発表で、来年に国交樹立50周年を迎えることに触れ、「シンガポールは半世紀間、国の発展のため共に走ってきたパートナーであり、将来を共に開拓していく重要なパートナー」と強調した。尹大統領は「両国は資源不足という不利な環境でも人材を養成し、先端技術と金融のハブを構築した結果、世界の経済大国として成長した」とし、「シンガポールと韓国はAI(人工知能)、デジタル、グリーン経済など未来分野のリーダーとしての地位を確立している」と述べ、両国の類似点を強調した。そのうえで、「会談で議論したものを着実に履行し、来年の国交樹立50周年をしっかり準備していくよう最善の努力を尽くす」と述べた。両国は来年、「戦略的パートナー関係」を結ぶ。

◇韓日漁業協定交渉再開へ「最善尽くしている」 海洋水産相

 海洋水産部の康徒衡(カン・ドヒョン)長官は8日、国会農林畜産食品海洋水産委員会による同部への国政監査で、韓日漁業協定の交渉再開について日本側と意見が合わない部分がいくつかあるとした上で「外交的にも、実務的にも(再開に向けて)最善を尽くしている」と述べた。韓日漁業協定は、韓日両国の漁船が互いの排他的経済水域(EEZ)で漁獲割当量や操業期間など条件を守って漁業活動を行えるよう取り決めたもの。2016年に協定更新の交渉が決裂して以降は相手国のEEZ内で操業できず、水産業界は大きな打撃を受けている。

◇サムスン半導体トップ 業績発表後に異例の謝罪

 サムスン電子の半導体部門を統括する全永鉉(ジョン・ヨンヒョン)デバイスソリューション部門長(副会長)は8日、同社の7~9月期の業績が発表された後、「市場の期待に及ばない成果により根本的な技術競争力と会社の将来についてまでご心配をおかけして申し訳ない」とする異例の謝罪メッセージを出した。同社はこの日、7~9月期の営業利益は前年同期比274.5%増の9兆1000億ウォン(約1兆円)だったと発表した。聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の10兆3047億ウォンを11.7%下回った。5月に就任した全氏は「すべての責任は事業を率いている経営陣にあり、危機を克服するため経営陣が先頭に立って必ず再飛躍のきっかけをつくる」と強調した。

◇LG電子 7~9月は増収減益

 LG電子が8日発表した7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は7511億ウォンで、前年同期比20.9%減少した。聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の9686億ウォンを22.5%下回った。下半期に入り物流費の上昇とマーケティング費の増加により収益性が低下した。ただ家電のサブスクリプション事業など事業ポートフォリオの高度化により、売上高は前年同期比10.7%増の22兆1769億ウォンで、7~9月期としては過去最高を記録した。


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