8日ヨンサン(龍山)区庁によると、ダヘ氏は今月5日に飲酒運転をする前、イテウォン(梨泰院)の路地に現代自動車の「キャスパー」を約7時間にわたって違法駐車したものの、取り締まり機関の龍山区庁から過料を科されてはいなかった。
当時、違法駐車されたダヘ氏の車に対し市民の通報がなく、現場の取り締まりをしていなかったため過料を科す根拠はないと区庁は説明した。もし取り締まりが行われていたならば、2時間以上の駐車で1万ウォン(約1100円)が追加される規定により最大5万ウォン(約5500円)の過料が科されることになる。
ただ、ダヘ氏が所有するキャスパーは過去2回にわたり駐停車違反の過料を滞納した記録があることが把握された。
この車の自動車登録原簿によると、キャスパーは文前大統領の所有だった昨年6月、ソウルで駐停車違反により過料処分を受け、これを滞納し、昨年11月に差し押さえ措置を受けた。当時、実際の運転手が誰だったかは不明だ。
また、ことし4月に文前大統領からダヘ氏に名義が変更された後の8月、チェジュ(済州)でもこの車は過料の滞納により代替差し押さえ処分を受けた。
ダヘ氏がキャスパーを所有する前に乗っていた起亜自動車「ソレント」も少なくとも9回にわたる過料の滞納により差し押さえ処分を受けていたことがわかった。しかし実際に差し押さえが行われたのかについては確認されていない。
ダヘ氏は5日午前2時51分ごろ、龍山区梨泰院のハミルトンホテル前でキャスパーを運転し、車線を変更する際に後続のタクシーと衝突した。
被害者のタクシー運転手の通報により出動した警察が飲酒測定を行い確認したダヘ氏の当時の血中アルコール濃度は0.149%で免許取り消し(0.08%以上)レベルだった。警察はダヘ氏側と召喚日程を調整している。
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