大統領室庁舎(資料写真)=(聯合ニュース)
大統領室庁舎(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は9日、韓国国債のFTSE世界国債インデックス(WGBI)への組み入れが決まったことについて「わが国の資本市場がグローバルスタンダードにふさわしいと評価されたもので、資本市場の側面からグローバル中枢国家を実現した」とし、「健全な財政基調をはじめとする韓国経済の堅固なファンダメンタル(財政状況)に対する国際社会の高い評価が成し遂げた快挙」と評価した。

 また、これにより経済的な国力向上という心理的効果に加えて安定的な国債需要の確保による資金調達費用の削減、外国為替市場の流動性増加などの実質的利益を得ることができると強調した。

 WGBIは世界的な国債指数。英指数算出会社のFTSEラッセルが国債発行規模や国の格付け、市場アクセスなどを評価し、3月と9月に組み入れを決定する。韓国は2022年9月に観察対象に含まれてから4回目の検討で組み入れが決まった。指数に反映される来年11月以降、段階的に少なくとも500億ドル(約7兆4200億円)の資金が国内国債市場に流入すると見込まれる。

 東南アジア3カ国を歴訪中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領も現地で報告を受けたという。

 一方、FTSEラッセルが韓国株式市場の「空売り禁止」を問題視していることについて、大統領室の関係者は「違法な空売りを防ぐための法的、技術的、制度的装置を準備している」とし、来年3月に空売り禁止を解除しても大きな無理はないとの考えを示した。


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