救急室
救急室
韓国では今年、救急救命室の来院患者が小幅に減少しているものの、救急室内の死亡者数はやや増えている。

9日、国会保健福祉委員会の与党(国民の力)幹事であるキム・ミエ(金美愛)議員が保健福祉部から受け取った資料によると、救急救命室の来院患者数は2019年の905万5185人から2023年は853万2294人(暫定)と5.8%減少した。

医療界と政府が対立する状況で専攻医のほとんどが去った今年は、6月までに349万4752人(暫定)の患者が救急室を訪れた。

まだ下半期が残っているものの、上半期の救急救命室の来院患者は昨年1年間の患者数の41%ほどにとどまり、この割合が維持されると、今年の全体患者は昨年より減少するものと思われる。

これは、医療界と政府の対立により、政府が非常診療システムを運営しながら軽症患者の救急救命室の訪問自制を要請し、救急救命センターを重症患者中心に運営するようにした影響と見られる。

一方、救急救命室で死亡した患者は、2019年の3万328人から2023年は3万3574人(暫定)と10.7%増えている。

今年上半期の救急救命室内の死亡者も1万6237人で、昨年の全体数の半分ほどとなっている。

上半期の救急救命室の来院患者が昨年1年間の患者数の41%ほどにとどまったことを勘案すると、上半期の救急救命室内の死亡者数は昨年同期よりやや増えたと見られる。

これには、専攻医の集団辞職後の医療空白が影響を及ぼした可能性がある。

病院到着前の死亡(DOA)患者は、2019年の1万6935人から昨年は1万5091人と8.4%減少した。

なお、今年上半期のDOA患者は7480人で、昨年の49%ほどである。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 83