人工知能(AI)企業オープンAI(OpenAI)は、イーロン・マスク(Elon Musk)が提起した訴訟を却下してほしいという要請書を提出した。

8日(現地時間)の文書でオープンAIは、イーロン・マスクが創立した会社であり、オープンAIの競争会社であるxAIの成功を助けるために、裁判所システムを利用して自社を苦しめていると主張した。

これに先立ち、去る2月、イーロン・マスクはオープンAIを相手に「非営利という本来の目的から外れた」と訴訟を提起した。当時、訴訟で言及されたオープンAIの営利目的への転換可能性に対する疑問は、人工知能コミュニティ内でオープンAIのビジネスモデルの合法性に対する議論を呼び起こした。

その後、イーロン・マスクは6月に当該訴訟を取り下げた後、8月に別の訴訟を再び提起した。

8月に提起された訴訟で、イーロン・マスクの法務チームは、「オープンAIとCEOのサム・アルトマンは、人工知能がもたらす存在的リスクに対するマスクの人道的懸念を利用して、意図的にマスクを口説き、騙し、操り、偽の非営利団体であるオープンAI Inc.を共同設立させた」と主張した。

今回のオープンAIの訴訟文書で、同社は裁判担当裁判官に訴訟を全面的に却下するよう要請した。オープンAIの法務チームは、「マスクが会社を苦しめるために法制度を乱用しており、マスクの主張には法的根拠がない」とし、「マスクが自分の競争優位性を確保するために会社を苦しめる、ますます誇張されたキャンペーンの最新戦略」と主張した。

訴訟棄却要請書によると、この民事訴訟の法廷審理は11月12日、カリフォルニア州オークランド連邦裁判所で開かれる予定だ。
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