「少年が来る」「菜食主義者」のハン・ガン氏、韓国人初のノーベル文学賞受賞
「少年が来る」「菜食主義者」のハン・ガン氏、韓国人初のノーベル文学賞受賞
「少年が来る」「菜食主義者」等を書いた韓国の小説家ハン・ガン氏(54)がノーベル文学賞受賞者に選定された。韓国人小説家初の快挙だ。

 この日、ハン・ガン氏の受賞を祝うために開設されたネイバーの「2024ノーベル文学賞」オープントークには、約5万8000人余りのネット市民が訪問した。ノーベル文学賞の発表をリアルタイムで伝えた出版社「民音社」のユーチューブライブには数千人を越えるネット市民が集まった。

 エックス(X・旧ツイッター)でもリアルタイムで反応が見られた。リアルタイムトレンド1位から5位まで「ノーベル文学賞」、「菜食主義者」、「小説家ハン・ガン」等、ハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞に関連するキーワードがあふれた。

 ハン・ガン氏の受賞が発表されると、ネット市民たちは「ライブを見て泣いた」「韓国の歴史に名前を残した」「生きている伝説」などの反応を見せた。

 ハン・ガン氏の履歴も注目されている。 ハン・ガン氏は幼い頃、ソウルに上京し、豊文(プンムン)女子高校を経て、延世(ヨンセ)大学国文学科を卒業した。大学卒業後、雑誌社「セムト」に勤め、1993年に詩人として登壇した後、翌年に小説家として登壇した。

 人気アイドルグループ「BTS」のメンバーも受賞を祝った。「BTS」メンバーのVは、インスタグラムのストーリーに「『少年が来る』を軍隊で読みました。おめでとうございます」と投稿した。RMもハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞記事を共有しながら、泣く表情とハートの絵文字を投稿した。

 韓国人がノーベル賞を受賞したのは、2000年に平和賞を受賞した故金大中元大統領に続き2度目だ。アジアで女性作家としては初めての受賞者だ。アジアで文学賞作家を輩出した国家はインド(1人)、日本(2人)、中国(1人)で、ハン・ガン氏は5人目の受賞者となる。
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