プロファイラーのペ・サンフン氏は9日、YTNラジオに出演し、「殺人の欲求が高まった状態でそれを実行し、その満足感から無意識のうちに笑ったり興奮した状態が続くことを『殺人後の覚醒』と呼ぶ」とし、「そのような状態が続くと、別の殺人にまでつながる可能性がある」と話した。
ペ氏は、「連続殺人犯は笑ったり興奮した状態が続く。それで無意識のうちに笑みを浮かべたり口角が上がる。また、走ったりもする」とし、「2023年7月にシンドリム(新道林)駅付近で凶器を振り回したチョ・ソン受刑者もこれと類似しており、ソヒョン(書峴)駅付近で凶器を振り回したチェ・ウォンジョン受刑者にも同様の症状がみられた」と説明した。
これに先立ち、キョンギ(京畿)大学犯罪心理学科のイ・スジョン教授も2日、CBSラジオで、「目標を達成し満足感を感じるような笑みと解釈されるのではないか」との意見を出している。
ペ氏はパク容疑者が「酒を飲んで記憶がない」と陳述したことについて、「(パク容疑者は)酒を飲んで心神耗弱になったのではなく、犯行を行うために自分の体を温めたとみられる」とし、「暴力の前科が数回あるのをみると、連続殺人を練習した可能性がある。パク容疑者は弱く見える存在を被害者に選んだようだ」と説明した。
パク容疑者は先月26日午前0時43分ごろ、順川市チョレ(照礼)洞の道端で17歳の女子高生を凶器で刺し殺害した容疑で拘束された。
パク容疑者は自身が経営していた食堂で焼酎4本を飲み、厨房から凶器を持って店を出た後、約800メートルにわたって女子高生の後を付け犯行に及んだ。犯行後には1時間半から2時間、カラオケや店で酒を飲み、ある男性に言いがかりをつけたところを制圧され、出動した警察によって逮捕された。
パク容疑者は犯行直後、はだしで道を歩きながら笑う様子がCCTV(防犯カメラ)に映り、拘束前令状実質審査では「申し訳ない」と言いながらも口角を上げたような表情を見せ、さらに怒りを買った。
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