ソウルの書店職員「こんなにあっという間に本が売れたのをみるのは初めて」…「ノーベル文学賞」現象=韓国
ソウルの書店職員「こんなにあっという間に本が売れたのをみるのは初めて」…「ノーベル文学賞」現象=韓国
「キョボ(教保)文庫に入社して以来、こんなに本があっという間に売れるのをみたのは初めてだ。今もハン・ガン(韓江)作家の作品をクィックサービスで発送し続けている」

11日、韓国の大手書店“教保文庫”の職員(40代)の話だ。

韓国では今、アジアの女性として初のノーベル文学賞に輝いた韓江氏の作品を購入しに多くの人が押し寄せている。

ソウルの主要書店の前には韓江氏の作品を購入するため開店前から長蛇の列ができ、大型書店のオンラインモールはサーバーが麻痺するなどの「現象」が起きている。

韓国の新聞社“ヘラルド経済”が訪れたソウル市チョンノ(鍾路)区の教保文庫クァンファムン(光化門)店ではこの日、午前8時ごろから韓江氏の作品を購入するため多くの市民たちが店の前に列をなしていた。

午前9時30分に開店するや、市民たちは特別コーナーに準備された韓江氏の作品を目当てに向かい、在庫はあっという間に底をついた。

教保文庫で韓江氏の本を購入したある会社員は「店がオープンするやコーナーに向かい、とりあえず目の前にある本を取った。『それが残り最後の本だ』と言われた。出張でたまたまここに寄っただけだったのに、非常にラッキーだった」と語った。
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