ドイツ化学大手メルク、半導体素材のR&D拠点を韓国に開設=韓国報道
ドイツ化学大手メルク、半導体素材のR&D拠点を韓国に開設=韓国報道
ドイツの化学メーカー、メルクの韓国法人、韓国メルクがキョンギド(京畿道)アンソン(安城)市に韓国SOD(スピンオン誘電体)アプリケーションセンター(KSAC)を開設したと発表した。

メルクがアジアで同様の施設を開設するのは、今回で2番目となる。アジア地域の需要に適宜対応していくことを目的に設立された。

SODは半導体の金属配線の間に入る絶縁体だ。人工知能(AI)メモリーやロジック半導体などに使用する。同施設は二酸化ケイ素(SiO2)フィルムにコーティングされたSOD素材の測定や分析を行う先端設備を保有し、メルクによるR&Dネットワークの一部として運営する。

メルクは半導体素材において幅広いポートフォリオを保有している。とくに薄膜技術分野では、SODをはじめ原子層堆積法(ALD)、化学気相成長法(CVD)などの分野で存在感を示している。

メルク電子事業部門のカイ・ベックマンCEOは「韓国に開設したSODアプリケーションセンターは、半導体産業の革新をリードしていくことを目指す当社の目標達成に重要な役割を果たすだろう」と述べている。


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