NFT保有者らが、あるアートギャラリーを相手にメタバースの約束を破ったとして訴訟を提起した。

NFT保有者36人は9日、米国ニューヨーク連邦裁判所に提起した訴状で、エデンギャラリーとアーティストのギャル・ヨセフ(Gal Yosef)のプロジェクトがラグプル詐欺だと主張した。

NFT保有者らは、「プロジェクト側がメタバースベースの非公式クラブやその他の約束された特典を履行せず、彼らはブロックチェーンに関する知識が全くない」と主張している。

NFTコレクションである「Meta Eagle Club」は、2022年2月から2023年11月まで1万2000個のユニークな人型イーグルを販売し、1300万ドル(約19億円)を調達した。

しかし、彼らは「プロジェクトチームが主張したこととは異なり、実際にメタイーグルクラブを構築する上でいかなる実質的な措置も講じていない」とし、「また、プロジェクトを構築する人々がブロックチェーンやスマートコントラクトの開発やエンジニアリングに関する経験や専門知識が全くなく、事実上、ソフトウェア開発やエンジニアリングに関連する経験がなかった」と主張した。

NFT保有者は、メタイーグルクラブに入場し、様々な特典を受けることができるという約束を受けた。メタイーグルクラブのロードマップは、NFT保有者がエデンギャラリーイベント、熱気球飛行、プライベートジェット、ヘリコプター、独占的な収集品などの景品抽選に参加できると宣伝していた。

しかし、NFT保有者団体によると、プロジェクト側は宣伝されたチケットはわずか数枚しか提供せず、2つのガリバース(Galyverse)イベントとガル・ヨセフのサインが入った11個の実物作品のみを提供したという。

エデンギャラリーとヨセフは、一般法に基づく詐欺、不当利得、ニューヨーク一般商法違反の疑いがあり、NFT保有者36人は、裁判所が決定する損害賠償、差止命令、弁護士費用を求めている。
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