自ら命を絶った教師が、すでに「ことし19人」=韓国
自ら命を絶った教師が、すでに「ことし19人」=韓国
韓国ではことし(8月末まで)、すでに19人の教師がみずから命を絶っていることがわかった。

2021年から毎年20人以上の教師がみずから命を絶っていることから、対策が急がれる。

13日、国会教育委員会所属のチン・ソンミ“共に民主党”議員が教育部(省)から入手した資料によると、2015年からことしの8月31日までの期間、計168人の教師がみずからこの世を去っている。

そのうち小学校の教師(86人)が51.2%で、最も多かった。つづいて高校の教師(46人)が27.4%、中学校の教師(36人)が21.4%の順であった。

韓国教育部は、昨年問題となった「ソウル市ソイ(瑞二)小学校教師の殉職」を機に “教権保護5法”を制定し、教権保護を強化した。

一方、教師の「殉職」承認率は他の職種に比べ低いほうである。これは、死亡の原因が「自殺」である場合でも遺族が「殉職」を申請する場合があるためだとみられる。

チン議員は「殉職認定制度を改善し、教師たちの名誉を回復しなければならない」とし「学校業務や悪意のあるクレームにより過度のストレスを受けないよう、教育部はさらなる対策を講じなければならない」と強調した。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556

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