「腹痛訴え」50代、病院10カ所で搬送拒否=韓国
「腹痛訴え」50代、病院10カ所で搬送拒否=韓国
50代の男性が腹痛を訴えたが、病院10カ所から搬送を拒否された後、手術を受けたが死亡した事実が遅れて知られた。

16日、韓国キョンサンナムド(慶尚南道)消防本部などによると、先月6日午前3時28分ごろ、コジェ(巨済)市のある住宅で、50代男性A氏が腹痛と嘔吐をしているという通報が受け付けられた。

現場に到着した救急隊員らはA氏の状態を確認した後、緊急搬送を決定した。救急隊員らはチャンウォン(昌原)など慶尚南道およびプサン(釜山)地域病院10カ所に搬送を問い合わせたが、全て拒否された。

その後、巨済のある病院で鎮痛剤の注射と検査は可能だという回答を受け、該当病院に搬送された。搬送を終えた時間は午前4時46分だった。

A氏はこの病院で急性腹膜炎の診断を受けたが、手術が可能な医師が不在で、再び手術が可能な病院を1時間以上問い合わせていた。同日午前、釜山の病院に私設救急車で搬送され、治療を受けたが2日後に亡くなったという。

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