釜山金井区庁長選、与党候補が61.03%で勝利=韓国
釜山金井区庁長選、与党候補が61.03%で勝利=韓国
10月16日の韓国再・補欠選挙で最大の勝負所とされた釜山広域市金井区庁長選は、与党「国民の力」のユン・イルヒョン(尹一鉉)候補が当選した。

 17日、中央選挙管理委員会によると、尹候補は総投票数9万0010票のうち5万4650票(得票率61.03%)を獲得。最大野党「共に民主党」のキム・ギョンジ(金俓志)候補は3万4887票(得票率38.96%)に留まり、2位となった。

 昨年6月に逝去したキム・ジェユン(金在允)前金井区庁長の後任を決める補欠選挙は、全国から注目された。

 金井区は長らく総選挙や地方選挙を通じて、保守政党の支持基盤が強い地域とされてきたが、今回の選挙では共に民主党が祖国革新党との候補一本化を図り、一対一の戦いを演じた。これに、与党の悪材料や低い党政支持率が重なり、選挙終盤の世論調査で誤差範囲内の接戦を見せた。

 そのため、ハン・ドンフン(韓東勲)国民の力代表、イ・ジェミョン(李在明)共に民主党代表をはじめとする与野党の指導部が金井区を複数回訪れ、選挙戦を盛り上げたことで、この選挙区が最大の勝負所とされた。特に与党にとっては、選挙結果が国政運営の原動力や党政の対立問題に直接的な影響を与える可能性があるため、神経をとがらせた。

 しかし、開票結果で尹候補は大きな危機もなく1位を走り、最終的に過半数の得票率を記録し当選した。尹候補は1964年生まれで、釜山広域市の議会議員を務めた。

 尹候補の当選が有力となった16日の午後、韓代表は自身のSNSに投稿し、「国民が国民の力と政府に変化と革新の機会を与えたと考える。困難な状況で与えられた貴重な機会を逃さない」とし、「国民の意向に沿って、政府与党の変化と刷新をリードする」と述べた。

 同党のハン・ジア(韓智雅)首席報道官は17日午前0時を過ぎてから再補選の結果に関する論評を出し、「投票で示された民意を重く受け止めたい」とコメントした。韓報道官は「今日の選挙結果は、地域を超えて大韓民国の新しい変化と発展を目指す国民の強力な意志であり、願望だった」とし、「与えられた貴重な機会を逃さない。迅速に刷新し、果敢に革新して、国民の意向に合った政党として新たに生まれ変わる」と述べた。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104