韓国・ソウルで17日に開かれたポニー鄭財団主催の「ポニー鄭革新賞」の授賞式に出席した韓江さん(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
韓国・ソウルで17日に開かれたポニー鄭財団主催の「ポニー鄭革新賞」の授賞式に出席した韓江さん(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】アジア人女性として初めてノーベル文学賞に選ばれた韓国の作家、韓江(ハン・ガン)さんの作品が韓国の図書館でも大きな関心を集めている。

 国立中央図書館は18日、全国の公共図書館1499館で所蔵している韓さんの作品20作の貸出状況を分析した結果、ノーベル文学賞受賞が決まった10日から14日の5日間の貸出件数は計1万1356件だったと発表した。同賞受賞者が発表される前の5~9日(計805件)に比べ14倍増えた。

 図書館関係者は「ノーベル賞受賞のニュースが伝えられてから1分当たり平均3冊が貸し出された計算になる。受賞が決まった翌日は貸出ランキング1位から10位まで韓さんの作品が独占した」と説明した。

 10~14日に最も貸出件数が多かった韓さんの作品は「菜食主義者」で1382件。同作品は2016年に英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門「ブッカー国際賞」を受賞し、世界的に関心を集めた。

 次いで「少年が来る」が1178件、「別れを告げない」が1152件だった。


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