北朝鮮がウクライナ戦に軍人を派兵したことに対して、国民の力が「お金稼ぎに目がくらんで、反文明的侵略戦争に自国の軍人を売る『血の行商』をした」とし「国際法に違反したロシアの戦争犯罪に加わる危険千万の挑発であり、実益のない行為」と20日批判した。

また、野党に向けて「北朝鮮独裁政権の野蛮的行動について与野党が共に決議案の採択に参加することを促す」と要求した。

国民の力所属の国防衛委・外通委の委員はこの日の声明を通じてこのように語った。

彼らは「北朝鮮の金正恩政権が、これまでウクライナを侵攻したロシアに莫大な砲弾とミサイルを売って稼いでも飽き足らず、今後も1万2,000人を追加派兵するだろう」と説明した。
続いて「金正恩の特殊部隊、砲兵学​​校、国防総合隊訪問まで考慮すれば、今後ロシア派兵は特殊部隊、砲兵、オブザーバー順に続くと予想される」と付け加えた。

与党は「北朝鮮が昨年から「敵対的二国家関係」うたい、南北間道路と鉄道を破壊するなどの行動は、自国軍隊のロシア派兵のための一種のぎまん的なショーだったわけだ。侵略戦争に自国軍人を売る自分たちの野蛮的実体を隠そうとする狙い」と言い放ち「過去のソ連、今のロシアは1950年にも北朝鮮を追悼して南侵戦争を誘発した」とし「74年が過ぎた今でも北朝鮮を追動して彼らと『汚い取引』にすがっている」と付け加えた。

また「北朝鮮の派兵は、国際法に違反したロシアの戦争犯罪に加担する危険なほどの挑発であり、実益のない無理数」とし「派兵の対価としてロシアの核心軍事技術の移転または強力な武器支援を期待していたなら、これは致命的な誤り」だと指摘し、「ひいては経済破綻で苦難の時間を過ごしている罪のない北朝鮮住民を国際社会のより強力な制裁に直面させる無責任なリーダーシップ」と批判た。

与党は「北朝鮮条約に締約国が侵略を受ける場合、相互支援することになっているが、ロシアはむしろウクライナを侵略した。だが、支援するのは平和志向の普遍的価値を失ってしまう行為だ。今からでも国際社会の平和と安保を阻害する犯罪行為への加担をやめ、非核化と朝鮮半島の平和のための対話をすべきだ」と要求した。

続いて「与党は堅固な米韓同盟と拡張抑制、米韓日安保協力をさらに堅固にするとともに、北大西洋条約機構(NATO)、IP4パートナー国と共に力を集め、北朝鮮の軍事脅威から国民の命と安全をしっかり守れるようにあらゆる努力を尽くす」と強調した。

この日、国民の力所属のナ・ギョンウォン議員は北朝鮮のロシア派兵及び対南軍事挑発を糾弾し、国連安全保障理事会が対北朝鮮制裁強化を促す決議案を発議すると発表した。
ナ議員は同日に自身のSNSを通じて「北朝鮮とロシアの軍事的協力は冷戦時代ソ連とキューバの関係を思い出させ、これは国際社会の深刻な葛藤と紛争を招く可能性のある危険因子」とし「大韓民国政府と国際社会は北朝鮮の挑発を座視せず、強力な対応を準備しなければならない」と強調した。
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