会合で韓氏は、近ごろ国民感情と世論が悪化しており、果敢な変化と刷新が必要だと強調。医療改革を巡る政府と医師側の対立解消に向けた与野党と医療界、政府による協議体を早期に立ち上げる必要があるという意見も伝えたという。
韓氏は「政府の改革政策、外交・安全保障政策を支持し、積極的に支援する」とした上で、改革の推進の足かせとなる問題を先んじて解消する必要があると述べた。
また、物価高や高金利などの国政課題において与党と政府、大統領室の協力を強化しなければならないと提言した。
金建希氏を巡る疑惑や、尹大統領と韓氏の不協和音が政権与党の危機を招いているとの指摘が出ていることから、尹大統領の反応に注目が集まる。世論調査会社のリアルメーターが同日発表した調査結果によると、尹大統領の支持率は前週より1.7ポイント下落した24.1%となり、就任後最低を更新した。
朴室長は、韓氏の要求に対する尹大統領の反応について問われると、自身は会合に同席しておらず、韓氏から口頭で聞いたため答えられないとして「大統領の言葉を伝えることは不適切だ」と述べた。
大統領室によると、会合は午後5時ごろから約1時間20分間行われた。会合には鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長が同席した。韓氏は尹大統領との1対1の面会を求めていたが、今回の会合では実現しなかった。
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