韓国のベテラン歌手、チョー・ヨンピルが22日、20枚目のフルアルバム「20」を発表した。アルバムリリースは2013年の「Hello」以来11年ぶりとなる。
この日午後にソウル市内で開かれた発売記念記者会見で、チョー・ヨンピルは「おそらくアルバムとしてはこれが最後になるかもしれない」としながらも「新しい良い曲があればまた(新曲を発表)する予定」と伝えた。また、会場を埋めた報道陣を眺めながら「このようなこと(記者会見)は少し照れくさい。かえってコンサートの方が幸せだ」とも語った。
今回のアルバムではロック、エレクトロニカ、バラードなど幅広い音楽性を披露した。タイトル曲をはじめとする新曲3曲を含む計7曲が収録されている。CDは11月1日に発売される。
チョー・ヨンピルは新譜の発売を記念し、11月23、24、30日、12月1日にソウル・オリンピック公園KSPO DOME(オリンピック体操競技場)でコンサートも開催する。
1968年にロックバンド「アトキンズ」のメンバーとしてデビューしたチョー・ヨンピルは76年に「釜山港へ帰れ」がヒットしたのを皮切りに、80年には「窓の外の女」「おかっぱ頭」などが収録されたファーストフルアルバムが韓国歌謡界初のミリオンセラーを記録し、スターの座へ駆け上がった。
その後もアルバム累計1000万枚突破、日本のNHKホールでの公演と紅白歌合戦出演、米ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールとカーネギーホールでの公演など、韓国歌手初の数々の記録を打ち立てた。
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