「裸のタトゥー男に便テロ」…中国人、済州島になんと「1万人」不法滞在=韓国
「裸のタトゥー男に便テロ」…中国人、済州島になんと「1万人」不法滞在=韓国
上半身裸で街を闊歩した男性や道で子供に便をさせた母親など、韓国・チェジュ(済州)島で中国人の議論が続いている中で、済州島に不法滞在している中国人が1万人を越えたと調査された。

 22日、韓国法務部によると、ことし6月末基準で済州島の累積不法滞在人員は1万1191人だ。彼らは済州に無査証で入国したが帰国せず、所在が不明となっている外国人だ。相当数は済州に滞在中だが、一部は密かに済州以外の地域に無断離脱したものと推定される。

 不法滞在者は昨年の1万826人より3.4%(365人)増加し、22年8569人、21年9972人に比べてはそれぞれ30.6%(2622人)、12.2%(1219人)増加した。

 コロナ渦で停滞していた不法滞在者数は、昨年から再び増加傾向にある。

 不法滞在者の国籍は、中国1万412人(93%)、ベトナム326人(2.9%)、インドネシア291人(2.6%)、フィリピン239人(2.1%)、モンゴル133人(1.2%)、カンボジア31人(0.3%)、ラオス28人(0.3%)などだ。

 済州島は済州特別法に基づき、現在111ヵ国の外国人に対して査証なしで入国が可能な無査証制度を運用している。

 無査証で済州島に入ると最長30日間滞在できるが、入国後、国内の他の地域には移動が制限される。

 ことしに入って8月までに済州を訪れた無査証外国人観光客は131万5638人で、100万人を超えた。

 一方、最近済州道では物議を醸す中国人の姿が話題になった。今月初めには上半身裸で夜市を闊歩している中国人男性の写真がシェアされたが、彼は上半身から下半身まで全身に入れ墨が刻まれている。

 6月には道路上の街路樹のそばで1人の幼い子供が便をしたが、母親はこれを止めもせず後始末もせずに批判を受けた。

 また、7月2日には、一部の中国人観光客がユネスコ世界自然遺産に指定された城山日出峰でタバコを吸ったり、吸い殻を捨てて物議を醸した。
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