国防情報本部は、これまで北朝鮮がロシアに提供した物量や現在の備蓄量、北朝鮮の武器生産能力などを踏まえると、ロシアへの支援によって北朝鮮の戦時備蓄量に生じた影響は大きくないとの判断を示した。
ただ、現在を上回る量の武器輸出が続けば、北朝鮮軍の訓練に支障が生じるなど一定部分影響を受ける可能性があると分析した。
現在、北朝鮮には軍需工場が約200カ所あると推算され、戦闘機を除く主要武器と弾薬を独自生産する能力を備えているとされる。軍需工場は地下要塞化されており、正確な分析には限界があるという。
国防情報本部は「ロシアのウクライナ侵攻後、北がロシアに輸出する武器を生産する軍需工場は武器増産のために最大限稼働していると判断される」と明らかにした。
これまでに北朝鮮が北東部の羅津港からロシアに搬出したコンテナは約2万個以上と推定される。
8月27日に公開された国防情報本部の試算では計約1万3000個、9月4日に米国側が発表した数値は計約1万6500個で、持続的に増加している。
韓国軍は、コンテナ2万個に152ミリ砲弾を満載した場合、約940万発になると推算した。
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