2023年10月28日、ハロウィーンを控え多くの人でにぎわう弘大近くの繁華街=(聯合ニュース)
2023年10月28日、ハロウィーンを控え多くの人でにぎわう弘大近くの繁華街=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市は23日、今月末のハロウィーンを控え、混雑が予想される15カ所に「特別安全管理対策」を実施すると明らかにした。25日から来月3日までを「ハロウィーン重点安全管理期間」に定め、警察や消防当局などと協力し現場点検などを行う。

 混雑が予想される地域は2022年に日本人2人を含む159人が死亡する雑踏事故が起きた梨泰院のほか、弘大周辺や明洞などで、市はパトロールの実施や安全フェンスの設置、交通規制などを行う。防犯カメラを活用して単位面積当たりの人数を自動的に測定し、危険な兆候があれば関係機関や市民に通知する。

 特に多くの人が集まるとみられる梨泰院など8カ所は重点管理地域に指定。危険施設物の整備や非常時の消防・医療計画などを確認し、事前の備えを徹底する予定だ。

 梨泰院には安全要員約4200人を配置し、混雑を分散させる。梨泰院駅の下車人数を基準に段階別の人出に応じて管理対策を実施する。雑踏事故現場近くの通りは混雑度が警戒段階以上になる場合、人の出入りを規制し、入り口と出口を分離して運営する。


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