「本当に爆発するか？」…知りたくてアパートのガス管を切断した50代＝韓国

単純に知りたいという気持ちからガスの配管を切断し爆発の危険を引き起こした50代に執行猶予が宣告された。

クァンジュ（光州）地方裁判所は25日、ガス放出未遂の容疑で起訴されたA被告（56）に対し懲役1年、執行猶予2年の刑を宣告し、保護観察を命令した。

また、血中アルコール濃度0．03％以上に飲酒しないよう特別履行命令も下した。

A被告はことし4月24日、光州市の知人のアパートで住宅内のガス配管を切断し、アパート団地の住民を危険にさらした容疑で起訴された。

当時、知人らとともに酒を飲みながらテレビを見ていたA被告は、工事現場にあるLPGのガスボンベの管理実態を扱う番組を見て知人らと口論になった。

「ガスの配管を切断すれば爆発と火災の危険がある」と、「安全装置があるためガスの流出は発生しない」という意見で知人らと口論する中、A被告がガスの配管を切断した。

A被告の犯行により実際に爆発や火災は発生しなかったものの、ガスが一部流出した。

A被告は、「酒に酔って知人らと口論になる中、『じゃあガスの配管を直接切ってみればいい』という単純な考えから犯行に至った」と話した。

裁判部は、「容疑は全て認められ、ガスホースを切断した行為は間違えれば火災の危険が高く、法定刑も重い。ただ、犯行を反省し、酒に酔って偶発的に犯行に至ったという点を酌量した」と説明した。