日本の静岡では「釜山・静岡文化交流事業」、釜山では「朝鮮通信使探検隊シーズン2」「移動型デジタルコンテンツ展示」「朝鮮通信使略式行列再現」「2024釜山デザインフェスティバルでの朝鮮通信使PRブース」が企画されている。
今月19~20日には「釜山・静岡文化交流事業」が行われ、朝鮮通信使が宿泊した清見寺(静岡市清水区)で朝鮮通信使の行列が再現された。静岡市民文化会館で開かれた韓日芸術団の交流公演は、700席が満席となるほど高い関心を集めた。
11月1~4日に開催されるアジア最大規模のストリートシアター・フェスティバル「大道芸ワールドカップin静岡」には、韓国を代表して3組のストリートアーティストが参加する。
韓国でもさまざまなプログラムが行われる。
今月26~27日には、釜山の朝鮮通信使歴史館で「朝鮮通信使探検隊シーズン2」が開催される。このイベントと連携して11月5日まで同館で移動型デジタルコンテンツの展示が行われ、朝鮮通信使の記録物12点を仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、タッチスクリーン方式で体験できる。
朝鮮通信使略式行列再現は27日午後2時から釜山市中区の光復路で行われる。これは毎年5月に開催される朝鮮通信使行列を小規模にしたもので、伝統芸術団や演劇を学ぶ高校生など約50人が参加する。
27日まで展示コンベンションセンターのBEXCOで開催される釜山デザインフェスティバルのPRブースでは、朝鮮通信使の輿(こし)や衣装の体験、記録物の仮想展示などが楽しめる。
釜山文化財団の李美連(イ・ミヨン)代表は「来年は韓日国交正常化60周年を迎えるため、朝鮮通信使が文化交流コンテンツとしてより活発に市民と出会えるよう、多様なプログラムを開発する」と説明した。
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