南北軍事境界線に近い京畿道坡州市から見た北朝鮮側の監視所(資料写真)=(聯合ニュース)
南北軍事境界線に近い京畿道坡州市から見た北朝鮮側の監視所(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院は25日、北朝鮮軍のロシア派兵に関する情報を共有するため、ホン・ジャンウォン第1次長(次官級)を団長とする政府代表団を北大西洋条約機構(NATO)に派遣すると発表した。

 韓国軍合同参謀本部のパク・ジニョン情報部長、柳静鉉(ユ・ジョンヒョン)駐ベルギー欧州連合(EU)大使など情報・軍・外交当局の高官からなる代表団は、28日にNATOの最高意思決定機関、北大西洋理事会(NAC)に出席して派兵に関する動向を共有する予定だ。

 代表団はEUの政治・安全保障委員会(PSC)で報告を行うほか、NATOのルッテ事務総長やEU高官などとの面会も計画している。

 ルッテ氏は21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領との電話会談で、北朝鮮軍のロシア派兵に関する詳細な情報共有のための代表団派遣を要請し、尹大統領は迅速な派遣を約束した。

 国家情報院は18日、北朝鮮がウクライナ侵攻を続けるロシア軍を支援するために派兵を決定し、約1500人がロシア極東で訓練していると発表した。 

 23日には、新たに1500人がロシアに到着し、派兵規模は年末までに1万人に達するとの見通しを国会に報告した。


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