飲酒運転の20代女性と偽証の30代男性、法廷で拘束=韓国
飲酒運転の20代女性と偽証の30代男性、法廷で拘束=韓国
飲酒運転による接触事故を起こした20代の女性と、自ら運転したと偽った30代男性が法廷で拘束された。

 仁川地方裁判所は27日、道路交通法に基づく飲酒運転と犯人逃亡幇助の容疑で在宅起訴された28歳女性A氏に懲役8か月を宣告したと発表した。また、同法に基づく飲酒運転の幇助と犯人の逃亡を助けた容疑で在宅起訴されたA氏の知人30歳男性B氏には、懲役6か月を宣告した。二人はともに法廷で拘束された。

 A氏は昨年8月19日午前8時50分ごろ、仁川市富平区にある低層集合住宅の駐車場でB氏の車を約10メートル運転し、駐車していた他の車に衝突した容疑などで裁判にかけられた。A氏の血中アルコール濃度は0.048%で、免許停止基準を超えていた。

 同乗していたB氏は、通報を受けて出動した警察に自分が運転したと虚偽の申告をした。

 A氏とB氏は一緒に酒を飲んでおり、B氏はA氏が自分の車を運転することを幇助した。そのため、B氏には犯人逃亡の容疑と飲酒運転幇助の容疑が適用された。

 A氏には、事件発生1年前にも飲酒運転の容疑で罰金800万ウォン(約88万円)を命じられた前歴があった。

 裁判所は、「A氏は過去に飲酒運転で罰金刑を受けたにもかかわらず、同じ罪を繰り返した」と指摘し、「B氏が運転手のふりをしている事実を知りながら幇助したため、罪の質が悪く、罪責が非常に重い」と述べた。

 B氏についても、「刑事司法システムに混乱を招いたため、罪責は軽くない」と指摘し、「(遅ればせながら)捜査機関に自分が運転手ではないと自ら明かし、その後の捜査に協力した点などを考慮した」と量刑の理由を明らかにした。
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