韓国政府代表団、NATOで「北の派兵」について説明
韓国政府代表団、NATOで「北の派兵」について説明
韓国政府代表団は28日(現地時間)ベルギー・ブリュッセルのNATO(北大西洋条約機構)本部を訪問し「北朝鮮軍の派兵」について説明する。

NATOによると、韓国代表団はこの日の午前マルク・ルッテNATO事務総長の主宰により開かれる「NAC(北大西洋理事会)会議」に出席する。

ルッテ事務総長は今回の説明後、略式の記者会見を開く予定である。

「NAC」とは、NATO32か国の代表が同盟国に影響を与える安保問題について話し合い、政治的決定を下す最高意思決定機関である。

NATOはこの日、韓国だけでなく日本・オーストラリア・ニュージーランドというインド・太平洋4か国の大使も招請した。

このような招請は「北朝鮮のロシア派兵がインド・太平洋安保にも及ぼす影響が少なくないことから、共同対応を強化する必要がある」と判断したことによるものとみられる。

今回の会議は「ロシアを支援する北朝鮮軍によるクルスクへの戦闘投入が迫っている」という観測が出ている中で開催される。

ロシア南西部のクルスクは、ウクライナ軍が去る8月6日に越境して一部の領土を占領し、ロシア軍と交戦中の地域である。

韓国の代表団はNATO側と北朝鮮派兵の動向および対応案について話し合い、韓国によるウクライナ現地モニタリングチームの派遣やウクライナ軍支援問題などを協議する可能性がある。

また韓国代表団は、EU(欧州連合)のPSC(政治・安全保障委員会)でも説明し、ルッテ事務総長をはじめNATOおよびEUの高位関係者たちとの別途会談も計画している。

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