ソウル南方、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれた「国軍の日」(10月1日)記念式典のリハーサルでメディアに公開されたパトリオット・ミサイル=(聯合ニュース)
ソウル南方、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれた「国軍の日」(10月1日)記念式典のリハーサルでメディアに公開されたパトリオット・ミサイル=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の防衛事業庁は28日、防衛事業推進委員会を開き、首都圏を狙う北朝鮮の長距離砲を防ぐため、「韓国型アイアンドーム」と呼ばれる長距離砲迎撃システム(LAMD)の早期戦力化を推進することを決定した。

 LAMDは当初、2031年から35年にかけて戦力化する予定だったが、2年ずつ前倒しし、29年から33年の戦力化を目指す。

 LAMDを構成するレーダーや誘導弾発射台などを量産する前のシステム開発段階で試作品を軍に引き渡す方式で戦力化を繰り上げる計画で、開発も予定より順調に進んでいるという。

 発射されたミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)」の中核となる地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を追加で確保し、発射台を改良する事業は規模を拡大する。軍はPAC3を追加で確保し、既存のPAC2用の発射台をPAC3も発射できるよう改良するため27年までに7500億ウォン(約830億円)を投じる方針だった、事業期間を31年まで伸ばし、総事業費も1兆9507億ウォンに増額した。

 防衛事業庁の関係者は「北の弾道弾の脅威が高まり、パトリオットの購入数と改良する発射台の数を増やした」と説明した。 


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