【イベントレポ】ユウタ(NCT)、ロック魂が爆発の 『YUTA Solo Debut Showcase Tour ~ HOPE ~』 で ファン大熱狂!PHOTO:(田中聖太郎写真事務所)
【イベントレポ】ユウタ(NCT)、ロック魂が爆発の 『YUTA Solo Debut Showcase Tour ~ HOPE ~』 で ファン大熱狂!PHOTO:(田中聖太郎写真事務所)
NCT」、「NCT 127」で活躍しているYUTAが、10月17日・18日にTOKYO DOME CITY HALLにて『YUTA Solo Debut Showcase Tour ~ HOPE ~』の東京公演を開催した。これは、11月13日の1stミニアルバム『Depth』でソロデビューを記念した初の単独ショーケースで、10月5日の福岡を皮切りに、兵庫、愛知、東京、大阪の9公演を回るツアー。本記事では10月17日の公演の様子をレポートする。

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ファンが今か今かと開演を待ちわびる雰囲気の中、場内が薄暗くなると浮遊感のあるアンビエントなサウンドが流れ、ステージを覆う紗幕に映像が流れ始めた。仮面を付けたYUTAの姿が次々と映し出されていくと、安定したサウンドが少しずつ乱れていき、音が徐々に大きくなっていく。そして突然、会場が無音になりYUTAの仮面が外れると、大歓声が沸き起こった。

会場が真っ赤なライトに包まれ、重厚なドラムやギターのサウンドが響き渡り、会場を一瞬にしてロックな世界観へと引き込む。猛々しいサウンドが響く中、ステージが暗くなったり明るくなったり繰り返すうちにステージ中央の上段にキングチェアが置かれていることに気づく。そして、ステージが暗くなり、またステージが明るくなった瞬間、キングチェアにフードを深く被ったYUTAの姿が現れ会場は驚きと共に大歓声に包まれた。どっしりとしたドラムと荒々しくノイズを奏でるギターサウンドが響くと、未発表曲の「New World」を披露。紗幕でぼんやりと見える仮面をしたYUTAが低めの声で歌い、「Are you ready Tokyo」と煽ると、紗幕が落ちてYUTAの姿がはっきりと現れた。ファンのテンションが高まっていくと、派手に轟かせたドラム音をきっかけに「Save You」のステージへ。テンション高まる疾走感あるサウンドにYUTAが「Make some noise!」と会場を煽り、階段を降りてステージを端から端まで移動しながら歌う。ドラム缶の上に乗ったYUTAが「準備できてるか、お前ら!」と叫ぶと、フードを外して金髪のYUTAの顔が露わに。その姿に会場は大きな歓声がこだました。

バンドの勢いがさらに加速すると、YUTAもヘドバンをしてテンションぶち上げ! 「Two Of Us」では拡声器を使ってデスボイスとシャウトをして会場を熱くする。
次の曲にいく前に、「東京楽しんでる? 調子どうなの? もう歌詞覚えた? メロディーわかんなくていいから、みんな一人一人違ってもいい。一人ずつ楽しもうぜ!」と叫ぶと、「Possiboo-hoo」のステージへ。ファンは心地よいリズムに身をゆだね、頭上で手拍子。YUTAが「お前たちの声を聞かせてくれ!」と叫ぶと、「WowWoh~」と歌うファンの声を聞きながら両手を広げて全身で受け止めるYUTA。「もっと、もっと」とファンの声を求め、その歌声に満足したYUTAは「いいねぇ、東京最高!」と言って、にかっと笑う。

美しく寂しげなピアノのサウンドが会場に広がると、「L'Arc~en~Ciel」の「浸食 ~lose control~」をカバー。YUTAが階段を上がっていくと、儚くて壊れてしまいそうな歌声を響かせながら片手を天に突き上げていく。歌声に力強さが増すと共にバンドサウンドも激しくなっていき、その独特な世界観に誰もが惹きこまれていく。「静」と「動」が交差する世界観に導かれたまま「Prayer」を披露。続けて、自分を縛るものから抜け出そうという思いを歌った「LAST SONG」、歪んだ愛の中でも自分を信じて乗り越えようという「PRISONER」、別れを告げる切ない気持ちを歌った「Goodbye」とYUTAの1stミニアルバム収録曲を披露し、ファンを魅了した。

中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」では、「みんなこの曲、知ってるよね? 一緒に歌うよ」と投げかけ、ステージを駆け巡りながら思いっきり楽しむYUTA。YUTAがジャンプをすると、ファンも一緒にジャンプをして拳を上げながら大盛り上がり。曲の途中でバンド紹介が入ると、YUTAもドラムのシンバルを叩いたり、キーボードの鍵盤でいたずらしたりとはしゃぎ、バンドメンバーとの仲良しっぷりにファンも胸アツ。

YUTAが「みんな元気か? 今日はみんないい子ぶらなくていいからね。みんながクレイジーになると俺もクレイジーになれるんだよね! 存分に頭振っちゃっていいからね」とあおると、1stミニアルバムのリード曲「Off The Mask」のステージへ。激しいギターサウンドが鳴り響く中、YUTAが頭から水をかけて気合を入れると、ファンのボルテージも急上昇。荒々しい歌声と激しいパフォーマンスが続く中、「♪すべてを脱ぎ捨てて」という歌詞の部分で上着を脱ぎすぎて、濡れた髪を激しく振ってヘドバンをすると、会場を大興奮の渦に巻き込んだ。

最後、ビジョンいっぱいに映る蝶とYUTAが歌う姿が重なる中、「NCT 127」のスターでも披露した「Butterfly(Depth Ver.)」を情熱的なサウンドに乗せて熱っぽく歌いあげる。そして、階段を上り「東京ありがとう」と言ってステージを去ると、スクリーンには「To be continued」と書かれた文字が映し出され、ファンの期待を高まらせた。

熱いライブステージのあとは、トークコーナーへ。
衣装を着替えてステージに再登場したYUTAは、「ソロツアーにお越しいただきありがとうございます。今日、ここ全員俺のこと好きなんでしょ」と満足げな表情を見せる。「前半はほぼMCなく歌わせてもらったんですけど、自分のスタイルで、まず初めに言葉じゃなくてステージでお見せしたかったので、MCを省いてステージだけを見てもらいました」と説明すると、ライブを十分堪能したファンから大きな拍手が送られた。

11月13日のソロデビューの話題になり、YUTAが「みんなのおかげでここまで来ることができました。待っていてくれたみんなに感謝します。ほんと、ありがとね」と感謝の気持ちを伝えた。また、今回のショーケースが映像化されるかどうか心配しているファンに対して、「大丈夫です。たぶん来年。Blu-rayとして福岡からの公演全部。俺のあんなことからこんなことまで見れちゃうかもよ」とファンを喜ばせる。

10月17日発売のファースト写真集がミニテーブルに置かれていることに気づいたYUTA。スタミナ補給のためのチョコレートやバナナをもぐもぐしながら、写真集の宣伝もさりげなくすると、Q&Aのコーナーがスタートした。質問ボックスから1枚引いたYUTA。今年の4月に大学を卒業して社会人となったインドネシア出身のファンが「社会人になって頑張っているすべての人にエールを送ってほしい」というお願いを読むと、「俺も異国の地で色々あったから痛いほど気持ちはわかる。1年目は言葉もわからないから、文化の違いもあっていろいろ誤解も生まれたりするからすごく大変だったと思う」と自分の経験と重ねて寄り添い、頑張りを称えて会場全員と一緒に大きな拍手を送った。

「前世はなんだと思う?」という質問には、「俺ね、日本だけではないけど、山とか神社巡りが好きなんだけど。この前、八坂神社に行って、落ち着くなって思って15分くらいぼーっと立ってて、絶対に前世はどっかの殿様だったと思って(笑)。じゃないとこの落ち着きはありえないと思って。小倉城もなんか俺のことを見ているような気がして(笑)。なので、殿様だったと思うよ」と話し、ファンを笑わせていた。

「Yu君とutaちゃんは兄と妹ですか? 幼馴染とかですか?」と、YUTAのオリジナルキャラクターについて質問されると、「そこ盲点だった!」と焦るYUTA。しかし、YUTAがちょうどジーンズに付けていた“Yu”と“uta”のアクリルキーホルダーにマイクを向けはじめる。すると、“uta”は「私は妹だと思います」と高めの声で、“Yu”は「俺は兄です」と低い声でYUTAがキャラクターになりきって話し、兄妹という関係ということが明らかになった。このキャラクターについては、これからいろんなバージョンを作っていくそうだ。

「写真集の中で一番お気に入りのショットは?」という質問には、「俺が好きなのじゃなくて、みんなが好きそうなやつ当てようか?」と言って写真集をペラペラとめくり、顎に両手を付けた爽やかな笑顔の写真を見せながら「こういう純粋なの好きなんじゃない。大好物でしょ」と言うと、「その通り!」と言わんばかりの歓声が沸き上がった。

「1か月のオフがあったら、どんな過ごし方をしますか?」という質問には、「みんなにもっともっと曲を聴かせたいから、作業するかな。1か月あれば3、4曲作れるかな。来年はもっとツアーを回りたいんで」と話し、ファンを喜ばせた。

いろんな質問に答え、ファンとの交流を楽しむと、あっという間に終わりの時間へ。残念がるファンの声を聞いたYUTAは「“ロックは太く短く”とHYDEさんが言ってました」と語ると、「ラスト盛り上がっていこうか! やれるか東京!」と叫びファンのテンションを一気に上げる。そして最後の楽曲「BAD EUPHORIA」のステージがスタート。「Clap!」と叫ぶと、YUTAがポケットに片手をつっこみながらしゃがれ声で歌い、ファンも手拍子をして盛り上がる。「Singi it!」とマイクを客席に向けると「♪Bad Bad Euphoria」とファンも一緒に歌って大合唱。曲の最後はYUTAのシャウトが炸裂し、お立ち台から勢いよくジャンプ! 「Thank you!」と叫んでステージを締めくくった。
YUTAはライブを盛り上げてくれたバンドメンバーと拳を突き付けながらあいさつすると、メンバーと手を繋いでファンに向かって深々とあいさつ。
YUTAは「ありがとう、みんな」と場内を見渡すと、「来年はもっともっとパワーアップして帰ってくるから。お前ら、首洗って待っとけよ! 愛してるぜー!」と叫び、「♪Bad Bad Euphoria~」と歌いながらご機嫌でステージを後にした。


<SET LIST>
New World(未発表曲)
Save You(The 1st Mini Album『Depth』)
Two Of Us(未発表曲)
Possiboo-hoo(未発表曲)
浸食-lose control-(L'Arc~en~Cielカバー)
Prayer(The 1st Mini Album『Depth』)
LAST SONG(The 1st Mini Album『Depth』)
PRISONER(The 1st Mini Album『Depth』)
Goodbye(The 1st Mini Album『Depth』)
GLAMOROUS SKY(中島美嘉カバー)
Off The Mask(The 1st Mini Album『Depth』リード曲)
Butterfly(Depth Ver.) (The 1st Mini Album『Depth』)
BAD EUPHORIA(The 1st Mini Album『Depth』)
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