ビットコインマイニング株が上昇傾向…「マクロ経済・AI期待で急騰」

ブロックウェア(Blockware)のチーフアナリスト、ミッチェル・アスクゥ(Mitchell Askew)は「財政赤字支出と金利引き下げにより、グローバル流動性が増加し、ビットコイン及び関連市場にプラスの影響を与えた」と述べた。

アスクゥはコインテレグラフとのインタビューで、「財政赤字支出と金利引き下げは、グローバル流動性を増加させており、投資家は長期的な高インフレに対する懸念を持っている」とし、「これは9月の金利引き下げ後、国債利回りが低迷した実績が証明している」と説明した。

28日、ビットコイン価格は7万ドルを超え、ビットコインマイニング会社の株価は最大24.4％急騰した。アスクは、ますます有利になるマクロ経済環境とマイニング業者がAI分野への持続的な多様化を進めていることを上昇要因として指摘した。これにより、投資家がビットコイン市場に目を向けており、ビットコインマイニング株が「ベータ」で取引されているという主張だ。

彼は、「一部のビットコインマイニング業者は、AIや高性能コンピューティング部門に多角化し、追加の利益を得ている」と付け加えた。

Companies Market Capのデータによると、シンガポールに本社を置くBitdeer Technologies(BTDR)はこの日24.4％上昇し、最も大きく上昇し、ナスダックに上場しているIREN、Gryphon Digital Mining(GRYP)、そしてHut 8(HUT)はそれぞれ17.8％、16.5％、15.5％上昇した。

マラソンデジタル(Marathon Digital, MARA)とクリーンスパーク(CleanSpark, CLSK)はそれぞれ11％、10.2％の二桁上昇率を記録し、ライオット(Riot, RIOT)はこの日9.5％上昇した。テラウルフ(TeraWulf, WULF)とコアサイエンティフィック(Core Scientific, CORZ)も強いパフォーマンスを見せた。