(写真=JTBC「事件班長」からのキャプチャー写真)
(写真=JTBC「事件班長」からのキャプチャー写真)
白菜の価格が一時1株あたり2万ウォン(約2213円)を超えるほど高騰し、キムチ作りをあきらめて既製品を購買する人が増えている中で、食品業者から安い価格でキムチを購入した消費者が詐欺被害にあっている。

JTBCの報道番組「事件班長」で29日、韓国国内のある流通業者にキムチを注文したが、キムチを受け取れずにいる購入者の話が伝えられた。

購入者らは、国内の有名ポータルサイトと中古取引サイトで既製品キムチを10キロ2万9900ウォン(約3310円)」で販売中とのバナー広告を見て、キムチを注文した。

この業者はキムチの他にも果物やケジャン、肉などの食品を販売しており、中間マージンがなく安い価格で製品を販売していることを強調していた。

被害者のAさんは「10月11日にキムチのバナー広告を見て販売サイトを見てみたら、キムチがとても安いので注文して届くのを待っていた。白菜の供給が不安定で、届くのが少し遅れると先に案内があった」と話した。

しかし、この業者は配送が遅延することを知らせて来た後、今まで連絡が取れずにいることが分かった。

Aさんは「ある日見てみたら、カカオトークのプロフィール写真が『不明』になっていた。おかしいなと思ってそこに書かれていた電話番号に連絡してみたら、「配送が遅くなっているので、みかんも一緒に送ってあげる」と言った。待っていてほしいとだけ話して、10月21日からは返事もなく、完全に逃げられた」と語った。

また別の被害者のBさんは「今、キムチがとても高くなっていることは周知の事実だが、このことを利用して詐欺を働くのはひどいと思う」と語った。

この業者は、他の商品はカード決済が可能なのに対して、キムチ類のみ送金させるように誘導して金銭を受け取っていたことが分かった。

YTNによると、被害者は現在約2万人と推定されている。 1人で多数の商品を購入したケースが多く、被害金額は相当に達するとみられている。

警察はこの業者の所在と被害規模について把握を進めている。
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