1日MBCによると、4歳の子どもの保護者はことし3月に保育園から「子どもの顔に傷ができた」という連絡を受けた。A保育士も「滑って転んでけがをした」、「(子どもが)遊んでいてけがをした」という趣旨の話をしたと伝えられた。子どもは机の角にぶつかり鼻の下が切れ、整形外科で6針縫わなければならなかった。
しかし子どもの保護者はこれを不審に思った。保育園の園長でもないA保育士が病院代を払うと言ったためだ。保護者は保育園のCCTV(防犯カメラ)を確認した。
CCTVには赤い服を着た4歳の子どもが歩き回ると、A保育士が子どもの腕をつかんで床に投げ飛ばす様子が映っていた。倒れた子どもは机の角に顔をぶつけた。この映像を見た保護者はすぐに警察に通報した。
捜査に着手した警察は追加の被害も確認した。A保育士はこの保育園に1か月間勤務しながら満2歳の子ども2人を押したり転ばせる形で虐待していたことがわかった。
A保育士は児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法違反の容疑で裁判にかけられた。ただ、この保育園は現在も運営されていると伝えられた。
被害に遭った子どもの父親は、「ひどく腹が立った」とし、「園長が一緒に病院に来てその時にでも話をしていれば、われわれが警察に通報したりすることもなかっただろう」と話した。
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