長江デルタ地域の対外貿易は好調、輸出入額11兆元越え=中国報道
長江デルタ地域の対外貿易は好調、輸出入額11兆元越え=中国報道
ことしに入り、中国・長江デルタ地域の対外貿易は持続的な急成長を示している。最新のデータによると、ことし1‐9月の長江デルタ地域の貿易輸出入総額が再び過去最高を記録した。

上海税関の統計によると、ことし1‐9月、長江デルタ地域の貿易輸出入総額は前年同期比5.1%増の11兆8500億元(約253兆7000億円)に達し、全国輸出入総額の36.7%を占めた。中でもハイテク製品の輸出入額は6.9%増の2兆9400億元(約63兆円)にのぼった。

上海税関の関係者は、「同期間、長江デルタ地域の民間企業の輸出入額が前年同期比7.9%増の6兆3800億元(約136兆6000億円)にのぼった。これは、全国民間企業の輸出入総額の35.9%を占めている」と明かした。対外貿易政策が相次いで実施されたことにより経営環境が持続的に改善され、民間企業の輸出が安定的に増加しているとした。

浙江(せっこう)省では、携帯電話、コンピューター、家電製品の輸出額が1000億元(約2兆1000億元)を突破した。コンピューターの輸出額が150%増、家電製品の輸出額が16.5%増となった。

江蘇(こうそ)省では、付加価値の高いハイテク機械・電気製品の輸出額が同9.4%増の1兆8100億元(約38兆7000億円)にのぼり、同省の1‐9月輸出総額の70%近くを占めた。また、船舶の輸出額が70%以上の増加となった。

安徽(あんき)省では新興産業の発展が推し進められ、電気自動車(EV)の輸出額が272.2%増、液晶ディスプレイの輸出額が44.7%増に達した。同省の自動車輸出台数は68万台を超え、全国トップとなっている。
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