LGディスプレー考案の技術が国際標準に、色認識の差の評価法=韓国
LGディスプレー考案の技術が国際標準に、色認識の差の評価法=韓国
LGディスプレー(LGD)はこのほど、同社が考案した「色認知の差評価法」が国際電気標準会議(IEC)から国際標準として認定されたと発表した。

色認識の差とは、ディスプレー上で表現される色が見る人が持つ視覚の特徴によって異なって見える現象だ。ディスプレーの種類によって、その差が広がることもある。たとえば同じグレーでも青が混ざったグレーと黄色が混ざったグレーなど、異なって見えることがある。

この差が小さいほど、制作者の意図した色を正確に表現できることになる。また映像の判読が必要な医療業界や、同じ場面を複数の人が見て共同作業を行う映像制作業界など、色の正確さが要求される分野でも業務効率を高めることが可能だ。

色認知の差評価法は自然光と類似した照明の下で標準となる7色を、機械で精密に測定した色と、人が目で見た色の差を数値化、計算する方式だ。LGDの大型有機EL(OLED)パネルは、色認知の差が業界で最低水準となる約10%にとどまるなど正確度が高いという。

これと関連し色認知の差評価法の研究をけん引したLGDのユ・ジャンジン研究員はIECから、電気・電子技術の標準化に貢献した人に贈られる賞「IEC1906」を受賞した。
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