先月リリースされたロゼと世界的ポップスターのブルーノ・マーズがコラボしたシングル「APT.」は世界的なブームを巻き起こした。世界2大チャートとされる英オフィシャル・チャート・カンパニーによる全英シングルチャート「トップ100」で2位、米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で8位を記録した。メロン、ジニー、バグスなど韓国の音楽配信サイトでもリリースと同時にデイリーチャートトップを占めた。
ジェニーも音楽チャートでロゼと競い合っている。
メロンのチャート「トップ100」では2日、「APT.」が1位、ジェニーが先月発表したシングル「Mantra」が5位を記録した。先月29日付のビルボードのグローバルチャート「ビルボード・グローバル・エクスクルーディングUS」では「APT.」が1位、「Mantra」が4位だった。
リサは9月、ソロ曲「ROCKSTAR」で米国を代表する音楽授賞式「MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)」の「ベストK―POP」を受賞した。今月4日にはシングル「Moonlit Floor」を発売する。
ジスは昨年、ソロ曲「FLOWER」をリリース。先ごろ動画投稿サイト「ユーチューブ」で同曲のミュージックビデオの再生回数が10億回を突破した。
BLACKPINKのメンバーがソロ活動でも好調なのはグループ活動を通じてしっかりと基盤を固めたため。
2016年にデビューしたBLACKPINKは「PLAYING WITH FIRE」「AS IF IT'S YOUR LAST」など次々とヒット曲を生み出し、世界的なK―POPグループに成長した。22年にはセカンドフルアルバム「BORN PINK」で、韓国ガールズグループとして初めてビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」と全英アルバムチャート「トップ100」で1位を獲得した。
BLACKPINKのユーチューブ公式チャンネルの登録者数は9510万人を超え、世界のアーティストの中で最も多い。
メンバーが多くのソロ曲を発表していないにもかかわらずメジャーレーベルと契約したのは、世界的な影響力を持っていることを意味する。
21年のソロデビュー後、ソロ曲を発表していなかったロゼはこのほど、ブルーノ・マーズ、エド・シーランなどが所属するアトランティック・レコードと契約した。
メンバーのうち最初にソロデビューしたジェニーはビヨンセ、アデル、ハリー・スタイルズらが所属するコロムビア・レコードとパートナーシップを結んだ。リサも米3大メジャーレーベルの一つ、ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のRCAレコードとパートナーシップを結んだ。
専門家はBLACKPINKがデビュー時から「海外のポップスターと競争するハイクラスなグループ」を掲げて活動してきたことが功を奏したとみている。
大衆文化評論家のキム・ヨンデ氏は、BLACKPINKがデビュー初期から「アジアのガールズグループ」という典型的なイメージに従わなかったとし、「戦略をうまく立てただけでなく、メンバー個人の実力が優れていたため世界で最も人気のあるガールズグループになった」と評価した。「グループの成功後にソロで活動することはポップス市場で繰り返されているパターンだが、常に成功するとは限らない」とし、BLACKPINKが成功事例を残したとの見方を示した。
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