カンウォン(江原)ファチョン(華川)警察署は3日午後7時12分ごろ、ソウル・カンナム(江南)区イルウォン(逸院)駅の地下道で30代のA容疑者を殺人の容疑で緊急逮捕した。
男子トイレの中で私服姿で警察に検挙されたA容疑者は殺人の容疑を認めたと伝えられた。
検挙後、江原警察署に護送されたA容疑者は、「なぜ殺害したのか」、「(被害者と)どんな関係か」などの取材陣の質問には答えなかった。
警察によると、軍幹部のA容疑者と被害者は知り合いとみられ、2人とも江原地域の住民ではないことが確認された。A容疑者が別の場所で被害者を死亡させ華川で遺棄した可能性があるとみて、具体的な殺害場所を調査している。
華川体育館前の北漢江で遺体の一部が発見されたのは2日午後2時45分ごろで、住民からの通報を受け警察が捜索に乗り出した。
翌日に捜索を再開した警察は午前10時30分ごろ、遺体が初めて発見された場所から約500メートル離れたプンオ島の船着場付近で損壊された複数の遺体が入ったビニール袋などを追加で発見した。
遺体が初めて発見された当時、警察は北朝鮮から流れてきた遺体なのか、損壊された遺体なのか確認するのは難しいと明らかにした。しかし追加で発見された遺体の一部の形態などから死亡からあまり長くは経過していないとみて他殺の可能性に重きを置いて捜査している中、ソウル江南区でA容疑者を検挙した。
現在までに遺体の約80%が発見されており、腐敗はひどく進んではいないという。
警察は残りの遺体がダムの発電放流などにより流失した可能性を念頭に置き、4日午前、北漢江一帯の全域で捜索作業を再開することにした。
また、国立科学捜査研究院に遺体の身元確認を依頼する予定だ。
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