消費者物価の上昇率は今年4月(2.9%)に3%を下回ってから5カ月連続で2%台と安定的に推移し、9月(1.6%)からは1%台に下がって鈍化傾向が鮮明になった。
品目別では、野菜類が前年同月比15.6%上昇して22年10月(22.1%)以来の高水準を記録。キムジャン(キムチ漬け)の季節を前に、ハクサイ(51.5%)やダイコン(52.1%)などの価格が大幅に上昇した。
石油類は10.9%下がった。下落幅は1年3カ月ぶりの大きさとなり、物価全体を0.46ポイント押し下げた。
生鮮食品は1.6%の上昇にとどまり、生活実感に近い生活物価指数の上昇率も1.2%と鈍化傾向が続いている。
経済協力開発機構(OECD)が各国の比較に用いるコア指数(食品とエネルギーを除く)の上昇率は1.8%で、前月に比べ0.2ポイント下落した。
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