公共図書館として初の自動化倉庫を導入、ソウル市が後援と連動した新たな図書館を造成=韓国
公共図書館として初の自動化倉庫を導入、ソウル市が後援と連動した新たな図書館を造成=韓国
ソウル市が、同市西部に建設する初の市立図書館「キム・ビョンジュ図書館」の着工式を行った。図書館の名称は建設費用の約半分に達する計300億ウォン(約33億1528万円)を寄付した、プライベートエクイティファンドMBKパートナーズの会長の名前からとっている。

図書館はソデムン(西大門)区プクカジャ(北加佐)洞に、地下1階・地上5階、延べ面積9109平方メートル規模で建設される。総事業費は675億ウォン(約74億5612万円)。

最大の特徴は、近隣のカジェウル中央公園と調和した公園のなかの図書館として、家族連れに親しまれる文化空間となる点だ。ピロティを設けて公園と自然に連動する野外読書の場として造成する。屋上には公演スペースのような屋上庭園も設置。内部は最大5メートルの天井高で開放的な雰囲気となっている。

韓国の公共図書館としては初めて、ロボットが図書を探し、配置し、貸し出すシステム、自動化書庫(ASRS)を導入。利用者の便宜性を高めると同時に、ガラス越しに誰でも見られるASRSギャラリーも造成する。

同市は現在、シンリム(新林)洞に公共住宅と図書館の複合建築物を建設し2029年に完成予定だ。チョンノン(典農)洞には木造の市立図書館を建設し2030年までに開業予定だ。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101