ソウル警察庁の広域捜査団麻薬犯罪捜査隊は6日、韓国国内のトップA容疑者(54)を賭博施設開設などの容疑で拘束、賭博施設を運営した従業員とカジノの雰囲気を演出するために雇用されたディーラーのB容疑者(41)、および賭博者のC容疑者(56)ら33人を賭博幇助(ほうじょ)などの容疑で在宅状態で検挙したと明らかにした。
A容疑者は2023年6月からことし8月までにソウル江南区ヨクサム(駅三)洞などで650億ウォン規模の会員制違法賭博施設を運営した容疑を持たれている。A容疑者は海外のカジノ映像を生中継しながら賭けられる賭博施設を開設した韓国国内の組織トップと把握された。警察は取り締まりの過程でA容疑者の不当収益金2億500万ウォン(約2260万円)を押収した。
B容疑者ら20人はカジノの雰囲気を演出するための専門ディーラー・従業員として雇用され、違法賭博施設の運営を幇助した容疑を持たれている。ディーラーらは某大学の観光ホテル経営学科を卒業した後、ホテルのカジノディーラーとして数年間働いた経験があったと確認された。ディーラーらはテーブルの上でチップを提供・管理することでホテルのカジノで直接賭博をしているような雰囲気を演出し、従業員らも各種飲食などのサービスを提供しながら雰囲気を演出した。C容疑者ら13人はこの期間、賭博施設に出入りしながら違法に数千万ウォンから数億ウォン相当のバカラなどの賭博を行った容疑を持たれている。
警察によると、組織は捜査網を避けるためあらゆる手法を動員した。ホテルのカジノのように飾った内部とは異なり、外観は平凡なオフィスのように見せた。知人らの推薦を通じてのみ接近できるよう徹底した会員制で運営した。短期賃貸の形態でオフィスを借り、14か月間で3回にわたって場所を変えながら運営した。ビルの外部を監視する数台の私設CCTV(防犯カメラ)を設置し、確認できない人は出入りできないようにした。
警察はオン・オフラインを通じ簡単に賭博に接近できることで賭博犯罪が日増しに増加し、賭博犯罪も深刻になっているため、強力で持続的な取り締まり活動を展開する予定だと明らかにした。外国に拠点を置き賭博サイトを設計・運営する組織トップも最後まで追跡し検挙する計画だ。
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