今月8日、JTBC「事件班長」などによると、国防科学研究所に所属する職員Aさんはことし8月、同僚のB氏とともに出張に行った。しかしAさんの宿泊先にB氏が侵入し性的暴行を試みた。
幸いにもAさんが強く拒否したためB氏の犯行は未遂に終わった。その後、Aさんはこれを社内の苦情処理委員会に伝え、委員会は被害者の陳述記録と現場のCCTV(防犯カメラ)などをもとに職場内セクハラを認め、B氏に対する軽懲戒処分を議決した。
当時、強いショックを受けたAさんは事件直後に休暇を取り、10月初めに職場に復帰した。
しかし今月4日に開かれた懲戒委員会でAさんは懲戒委員らから2次加害を受けた。
Aさん側の主張によると、懲戒委員長はAさんに、「精神科の薬を飲んで錯乱や妄想が起きたのではないか」と話した。また、委員の1人は、「(加害者と)被害者は特別な関係だ。お前に問題がある」としてAさんが金目当てであるかのように話したという。
Aさんが抗議しながら涙を流すと、懲戒委員は「調査に妨害になる」としてAさんを別室に移動させた。
Aさんは、「組織が私を守ってくれなければ、私も自分を守れない」として会議室を出た後、隣の部屋の窓から5メートル下に飛び降りたと伝えられた。
この事故でAさんは脊椎、骨盤、手首、足首などを骨折する重傷を負った。
Aさん側は、「事件発生から3か月が過ぎてやっと懲戒委員会が開催されるほど事件処理が進まず、懲戒委員が被害者を侮辱する事態まで起きた」とし、B氏と懲戒委員らを警察に告訴した状態だ。
一方、国防科学研究所側は「事件班長」に、「懲戒委員会の発言など事件と関連した内容について答えることはできない」とし、「捜査に協力する」との立場を明らかにした。
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