DLケミカル子会社がシンガポール工場の稼働を開始、手術用手袋素材の最大手=韓国報道
DLケミカル子会社がシンガポール工場の稼働を開始、手術用手袋素材の最大手=韓国報道
DLグループ(旧大林グループ)で石油化学企業のDLケミカルが、子会社で合成ゴムの製造・販売を手がけるカリフレックスのシンガポール工場が稼働を開始したと発表した。

DLケミカルが2020年、6200億ウォン(約681億9993万円)で買収したカリフレックスは、マイナスイオン触媒を使用した合成ゴムおよびラテックスを製造している。ポリイソプレン製の手術用手袋素材の最大手だ。同社製品は低刺激であるだけでなく、他社に比べ不純物が少なく透明度が高い。手術用手袋から注射器用ゴム栓まで付加価値の高い医療機器用素材として人気を集めている。同社のポリイソプレンラテックスは、医療用素材としてその品質と安全性が認められており、需要も伸びているという。

DLケミカルは成長を続ける市場の需要に先んじて対応するため、シンガポールのジュロン島にある工業団地内に、4800億ウォン(約527億9995万円)を投資しカリフレックスのポリイソプレン工場を新設した。

新工場は面積が6万1000平方メートルと、世界最大規模となる。主要顧客の工場が集中する東南アジア地域に位置しており、製品の円滑な供給に強みを持つ。マレーシアにある既存の研究施設との相乗効果創出においても有利な位置だとみられている。

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