ファンとの鑑賞会に出席したイ・ジュンギ=24日、ソウル(聯合)
ファンとの鑑賞会に出席したイ・ジュンギ=24日、ソウル(聯合)
「余裕もなく長いトンネルを抜け出た気がします」

イ・ジュンギ の最新ニュースまとめ

SBSドラマ『一枝梅(イルジメ)』に主演したイ・ジュンギはまだのどがかれていたものの、無事に全20話の撮影を終えて気が楽になったようだ。短くなった頭がそれを物語っている。最終回が放映された24日は午後3時半に最後の撮影を終えたという。最終回をソウル・竜山CGVでファンらと鑑賞するため、美容室で準備しているイ・ジュンギに会った。以下は一問一答。

―今回の作品で体力の限界を感じたようだが。
ドラマの時代劇は映画に比べて大変だと感じました。実際、前作のMBCドラマ『犬とオオカミの時間』でも大変な撮影を経験し、体力にはある程度自信があったのですが、それよりももっと大変だったと思います。徹夜での撮影が思ったより多く、最近では28日間ノンストップで撮影し、2回倒れたりもしました。「これほどなら倒れるだけのことはある」と思いましたよ。時間がなくて入院できず、強行軍で撮影を続けなければなりませんでした。撮影時には分からなかったのですが、毎回放送のたびに自分があんなにまでしたんだなと感じましたよ。別人を見てるみたいでした(笑)。

―一枝梅の運命の重さが負担にはならなかったか。
これまでノーマルなキャラクターばかり演じてきたわけではなく、『犬とオオカミの時間』でも1人4役をこなしたので、大変なキャラとはいえ比較的すぐに役に入り込むことができました。ただ撮影の間中、軽いヨンイと重い一枝梅の間で演技の軸がぶれないようにするのが課題でした。

―ヨンイと一枝梅の間を自由に行き来していたようだが。
これまで休みなく作品に出演し、現場そのものを楽しめる俳優になろうとしました。少しでも休んだらだめだと思いながら、これまで続けてきたのですが、そうした努力がある程度積み重なったおかげで今回の作品をやり遂げられたのだと思います。

―20代でヒーローを演じたみたいという願いがかなったが。
20代を終える前に演技の計画を立てました。ヒーローのキャラクターは今の時期にぴったりだと思って選んだんです。しかし、ヒーローは痛みと犠牲を重ねながら甘受せねばならないので、現実的にはうらやましいとは思いません。一枝梅も自らヒーローとして振る舞うのではなく、自身の痛みを超えなければならない存在でした。あまり良くは映りませんね(笑)。

―イ・ジュンギの一枝梅はどんなキャラクターだったと思うか。
庶民的なヒーローでしょうか。だからさまざまな階層から愛されたのだと思います。平凡な人物がヒーローになるまでを見せたかったのですが、その点はうまく表現されたようですね。一枝梅が飛び回るまではとても時間がかかりましたが(笑)。

―負傷が深刻だったのでは。
けがすることは余り気にしない方です。視聴者に偽りのない演技を見せたくて、そのためにはわたしが狂ったようにその状況に没頭する必要があります。アクションシーンでけがを負いましたが後悔はありません。負傷は勲章だと思っています。
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