大統領室は12日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が14~21日に南米のペルーとブラジルを訪問し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と20カ国・地域(G20)首脳会議に出席すると発表した。南米訪問に合わせ、トランプ米次期大統領のほか日本の石破茂首相、中国の習近平国家主席との個別会談、韓米日3カ国首脳会談も調整するという。
◇国民の約半数「結婚しなくても構わない」
統計庁が12日公表した「2024年社会調査」によると、回答者のうち「結婚しなければならない」と答えた人の割合は52.2%で2年前の調査に比べ2.5ポイント上昇した。「結婚してもいいし、しなくてもいい」との回答は41.5%、「すべきでない」は3.3%で、半数近くの44.8%が結婚しなくても構わないと考えていることが明らかになった。結婚しない理由としては「結婚資金が足りない」が31.3%でトップを占めた。「男女が結婚しなくても一緒に暮らすことができる」と答えた人は67.4%で、2年前から2.2ポイント上がった。「結婚しなくても子どもを持つことができる」は同2.5ポイント上昇の37.2%だった。
◇政府系機関 25年成長率見通しを2.0%に下方修正
政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は12日に発表した「2024年下半期経済展望」で今年の実質国内総生産(GDP)成長率を前回から0.3ポイント引き下げた2.2%と予測した。KDIは5月と8月にそれぞれ0.1ポイント成長率見通しを下方修正していたが、今回は大幅に引き下げた。来年の成長率見通しは2.1%から2.0%に0.1ポイント引き下げた。内需回復が遅れていることに加え、米国で2期目のトランプ政権が発足することで、輸出の不確実性が高まったと判断した。
◇国家安保室長「韓国は韓米同盟の一方的な受益者ではない」
申源湜(シン・ウォンシク)国家安保室長は12日、ソウルで開かれた国際会議「グローバル統一対話」で基調演説し、「韓国は韓米同盟の一方的な受益者ではない」として、「地域と世界の安全保障と繁栄に寄与するパートナーとして重要な利益を守っていく」と述べた。米大統領選でトランプ氏が勝利し、在韓米軍駐留経費の大幅な負担増などを韓国に求める懸念が出る中、韓米同盟が米国の国益のためにも必要ということを強調したものとみられる。
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