検察によると、キム被告は、夫の李氏が共に民主党の大統領選候補を決める予備選への出馬を表明した後の2021年8月、ソウル市内の飲食店で共に民主党の元職や現職の国会議員の妻3人と自身の運転手、随行員ら計6人に計10万4000ウォン相当の食事を提供した。検察は先月、論告求刑公判で罰金300万ウォンを求刑した。
地裁は、キム被告が犯行を否認し秘書に責任を転嫁したとし、夫の選挙に役立つ人たちとの集まりで当時公務員だった秘書を通じて飲食費を支払うなどの行為を働いたと指摘した。
そのうえで「このような犯行の経緯と手段、その方法に照らしてみれば選挙の公正性、透明性を害する危険があるとみられることを総合的に考慮した」と説明した。
また秘書が支払いを行ったのは、キム被告の黙認、または容認のもとでの行為であり、秘書とキム被告の間には暗黙の了解があったと判断されると指摘した。
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