SKシルトロンCSSは5日、米国エネルギー省と「先端技術車両製造(ATVM)融資プログラム」の本契約を締結した。同省融資プログラム局(LPO)が、ブログを通じて明らかにした。
今回の本契約は2024年2月に条件付きで承認された後、最終契約に至ったもので、金額は5億4400ドル(約842億7700万円)となる。パワー半導体の中核素材であるSiCウエハーを、米国が自国で生産するため企業を支援するのが目的だ。
SiCはパワー半導体の中核素材で、シリコンウエハーに比べ約10倍の高電圧で、従来の約3倍の高温環境下でも作動する点が特徴だ。電気自動車(EV)や再生可能エネルギー発電用のパワー半導体に使われる素材として、注目を集めている。
SKシルトロンは韓国キョンサンブクド(慶尚北道)のクミ(亀尾)と米国に生産体制を構築し、次世代製品である200ミリメートルのSiCウエハーの量産を、2025年から本格的に開始する予定だ。
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